基準量(基底) $$\mathrm{P}$$ と 基準座標(原点) $$\mathrm{0}$$ の両者が一意に定まると座標系も一意に定まり、どちらか一方でも異なれば座標系も異なる。このことは、同一のオブジェクト上に異なる複数の座標系を想定可能であることを意味している。そのような異なる座標系においてそれぞれの座標を相互に変換(翻訳あるいは新規ラベリング)するプロセスを '''演算''' と呼ぶ。
{| class="wikitable" style="text-align:center"
!
!基準座標(原点) $$\mathrm{0}$$ が同一の座標系
|-
!基準量(基底) $$\mathrm{P}$$ が同一の座標系
| style="text-align:center" | 無変換| style="text-align:center" | 座標変換
|-
!基準量(基底) $$\mathrm{P}$$ が異なる座標系
| style="text-align:center" | 量変換| style="text-align:center" | アフィン変換
|}
'''除算'''(割り算)
:A における 量 a が B における 量 b に一致するとき、B における 基準量(基底) $$\mathrm{P}$$ は A における 量 a÷b
乗除算と加減算を合わせて'''四則演算'''と呼ぶ。
{| class="wikitable" style="text-align:center"
|-
! colspan="2" | 座標系 A と B の関係
! colspan="2" | 一致条件
! colspan="2" | 変換(翻訳)
|-
! 同
! 異
! 座標系 A
! 座標系 B
! 座標系 B
! 座標系 A
|-
! rowspan="2" | 基準量 $$\mathrm{P}$$
! rowspan="2" | 基準座標 $$\mathrm{0}$$
| rowspan="2" | 座標 a
| 基準座標 $$\mathrm{0}$$
| 座標 b
| a+b
|-
| 座標 b
| 基準座標 $$\mathrm{0}$$
| a-b
|-
! rowspan="2" | 基準座標 $$\mathrm{0}$$
! rowspan="2" | 基準量 $$\mathrm{P}$$
| rowspan="2" | 量 a
| 基準量 $$\mathrm{P}$$
| 量 b
| a×b
|-
| 量 b
| 基準量 $$\mathrm{P}$$
| a÷b
|}