[1]、[3]、[7] を用いたトリッキーな役(例えば [1][3]x[7]=[9][1])や、([A]+[B])x[C]=[D][E] という役は、慣れていないと気が付きにくい。相手の技量や集中度にもよるが、他の分かりやすい役を狙っているように見せかけてこのような役にシフトすると相手の意表を突きやすい。
[4][9]x[2]=[9][8]、[1][4]x[7]=[9][8]、([A]+[B])x[7]=[89][98]([A]+[B]=14)といった98点役はオーソドックスなため中級者クラスの相手には見破られやすいが、確実に準最高点を狙える手であるため相手の動きを牽制するために用いる。他の役でもこのような高得点の役を利用した牽制やブラフは有用で、うまく使えば場の流れを支配することができる。
相手の点数より高い点数を作るに越したことはないが、勝てそうにない局ではなるべく点差を縮めて負けるというのも戦略の一つである。特に相手とのポテンシャル差が大きいときは「降り」を活用することも視野に入れるとよい。総合点を考えた采配を覚えることも重要である。