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十進接頭辞(じゅっしんせっとうじ)とは、単位に10の冪乗を乗じたものを表す接頭辞である。

経緯

本来キロ、メガ、ギガなどの接頭辞は10の冪乗を表すものであったが、ITの発達によりこれらが2の冪乗を表すことにも使われるようになった。

IEC 60027-2では2の冪乗専用の接頭辞(キビ、メビ、ギビなど)が規定された。しかし、10の冪乗専用の接頭辞は規定されていないため、1000の意味でキロを用いたい場合に1024と解釈される恐れはなくならなかった。

そこで、Nayuta Itoが10の冪乗専用の接頭辞を提唱した。

接頭辞

接頭辞は全て、2進接頭辞のビ(bi)をコ(co)に変えたものである。

kc(キコ) = 1 000 = 10^3

Mc(メコ) = 1 000 000 = 10^6

Gc(ギコ) = 1 000 000 000 = 10^9

Tc(テコ) = 1 000 000 000 000 = 10^12

Pc(ペコ) = 1 000 000 000 000 000 = 10^15

Ec(エクスコ) = 1 000 000 000 000 000 000 = 10^18

Zc(ゼコ) = 1 000 000 000 000 000 000 000 = 10^21

Yc(ヨコ) = 1 000 000 000 000 000 000 000 000 = 10^24

出典