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差分

利用者:Nayuta Ito/素微分友愛数の研究の進展/独自研究

559 バイト追加, 2022年5月15日 (日) 14:26
編集の要約なし
===定義===
無平方数$ \( n $\)の最大の素因数を$ \( p_m $\)とし、$ \( n $\)の素因数の個数を$ \( k $\)とするとき、$ \( n $\)の「飛び」を$ \( m - k $\)と定義する。
直感的には、最大の素因数までで「飛ばされた」素因数の個数である。
===証明===
飛びを$ \( a $\)とし、これを固定する。また、$ \( N $\)を飛びが$ \( a $\)であるような無平方数とする
任意の正の数$ \( \varepsilon $\)に対し、$ \( n > m $\)ならば$ \( 2(n+a)\log{(n+a)} < n^{1+\varepsilon} $\)となるような$ \( m $\)が存在するので
このような最小の自然数$ \( m $\)$ \( L_1 $\)と書くことにする
$ \( L_1 $\)$ \( \varepsilon $\)$ \( a $\)に依存することに注意せよ
以下、$ \( n > L_1 $\)とする
$ \( N $\)に含まれる素因数が$ \( n $\)個であるとする
このとき、$ \( N $\)の最大の素因数は$ \( p_{n+a} $\)であるから
$$ N' < \frac{1}{2} \cdot (2(n+a) \log{(n+a)})^n \cdot n < \frac{1}{2} n^{n(1+\varepsilon)+1} < n^{n(1+\varepsilon)+1} $$
であるから、$\( N'$\)は素因数を最大でも\( n(1+\varepsilon)+1 \)個しか持たない
よって\( N' \)の素因数の逆数の総和を\( T \)とすると
が成り立つ
$$ f(x) =\left( \frac{1+\varepsilon+\frac{1}{L_1}}{\log{x}} \right) \left( \sum_{k=1}^{L_1}\frac{1}{p_k} - \log{\log{L_1}} + \log{\log{(n+x)}} \right) $$
とし、
$$ A = 1+\varepsilon+\frac{1}{L_1}, B = \sum_{k=1}^{L_1}\frac{1}{p_k} - \log{\log{L_1}} $$
とすると
$$ \frac{d}{dx}f(x) = - \frac{A(B-1+\log{\log{x}})}{x(\log{x})^2}$$
であるから、\( L_2 = \ceil(e^{e^{1-B}}) \)とすると \( x \geq L_2 \)であれば\( f(x) \)は単調減少である また、\( \lim_{n \rightarrow \infty} f(n) = 0 \)なので、ある\( L_3 \)が存在して\( x \geq L_3 \Rightarrow f(x) < 1 \)が成り立つ。 よって、\( n > \max(L_2,L_3) \)のとき、\( N \)は素微分友愛数ではない。 ===数値計算のために=== \( a \)を固定し、\( \varepsilon \)を増やすと、\( L_1 \)と\( L_2 \)は増加し、\( L_3 \)は減少する。
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